食料廃棄問題を身近に〜Food Waste Cafe 2018〜


今日は待ちに待ったFood Waste Cafe!


これは大学のStudent Union(学生自治体)がThe Real Junk Food Project Brightonとコラボしたイベント。

去年の夏に初めて行い、持続的にやりたいとのことで春学期が始まった頃に行なった。

The Real Junk Food Projectとは】





「まだ食べられるのに捨てられてしまう食料を消費しよう!」

という思いで活動している団体。

http://www.realjunkfoodbrighton.co.uk/


この活動のユニークな点は、


・ホームレスや生活保護者だけではなく、誰でも食べられること

・Pay As You Feelと言って自分が寄付したいだけ寄付するというシステム。

ブライトンでは、写真のように平日5日間炊き出しを行なっている。すごい頻度だと思う。


Everyone is equal in getting fed, it is up to the individual to pay what they feel.

サイトにはこう書かれていて、
これは、私が大学二年の頃関わらせていただいたセカンドハーベスト ・ジャパンの
「すべての人が、経済レベルに関係なく、明日の食事について心配すること無く、いつでも必要な時に栄養のある食べ物を得る事ができる社会」への実現を試みる。 
という思いと、根本的な考えは似ているなと感じた。


【サセックス大学でのイベント】

2月16日(金)

朝9時から12時までは大学外のキッチンスペースを借りて、準備。

大学のキッチンは借りることができなかったらしく、大学外のキッチンスペースで集合。



朝9時。

中に入ると、キッチンの広さにびっくりする。



既に学生自治体の方が二人いて、

「今回はこの三種類作るわよ」と紙を渡してくれた。



見づらいと思うが、Pumpkin Curry Quinoa Salad Wedgesの3つ。

100人分の量は想像以上に多く、かき混ぜるだけでも一苦労…

でもびっくりしたのは、二人が適当に色々な調味料を入れていくのだけれど、
いつの間にかすっごく美味しくなっていたこと!

フランクフルトの和食屋さんを経営している方も、

イタリアのレストランで働いている方も、
今まで出会ってきた方ほとんどが、
感覚で調味料を入れて、味見しては足してを繰り返しているのを見ると、
料理って感性でやるものなんだろうな。(私はできない😌)


さて。

こちらが完成したカレー!
中には、玉ねぎ、にんにく、Swede、かぼちゃ、Lentils、トマト缶が入っている。




そしてそして、
こちらはサラダのクスクス!
「野菜ストックを入れただけなのにすごい美味しいね(笑)」とみんな大満足♪



あとはポテトをオーブンでグリルしたものもあって、
全て出来上がったら、冷めないようにアルミホイルで包む。




大学へ行く前に...実食!!
カレーというよりはシチューみたいな感じになったが、
野菜がごろごろ入っていて、とっても満腹感のある一品♡




食べ終えると、12時。(本当は12時開始の予定だった笑)
トラックに全てを運んで、いざ学校へ!!




12時10分頃。
学校に着くと、既に小さいバン(?)が用意されていて、
他のボランティアの方がセッティングをしていた。
バンの右側にはテーブルがあって、
ドリンクとスーパーで廃棄されたじゃがいもとさつまいもをフリーでもらえる。



中はこのような感じ。
はじめにクスクス係、カレー係、ポテト係の役割を決め、火を点けて温め始めた。
私が担当することになったカレーは65度以上になるように、常に温度を測る。



いよいよ12時半からスタート!
ギターの音楽に癒されながらの作業♪

学生はこの3品から2品選ぶことができ、
私たちが料理を手渡すと、「ありがとう」と学生たちが応じた。
このようなやりとりを1時間ほど、食料がなくなるまで続けた。



【やってみての感想】

⭐️ここでもビーガンの配慮

「これ、ビーガン?」
と聞く学生がとても多かった。
それだけ、ビーガンの人が多い。
もしかしたら、環境に興味ある人が多かったのかもしれないが、
学生自治体の方が作ったメニューの構成の配慮に感心した。

"誰でも食べられる食"
というのは意外と難しいもの。
でもビーガン料理に統一することで多くの人に食べてもらえる。
ビーガン料理、というのは日本のセカンドハーベスト・ジャパンでは盲点だったので、
改めて、できるだけ多くの人が食べられるものを考える必要があると感じた。



⭐️ボランティア・食の意識

長蛇の列ができるほど人気だった。
けれど、セカンドハーベスト ・ジャパンでの上野公園の炊き出しと比べると、
比較的ゆっくりしていて、程よい忙しさだった。

これは学生自治体の方々のボランティアの人数調整、準備時間の調整などの計画性が備わっているからこそ成功したのだろうなと感じた。

ボランティアの適切な人数調整を間違えるとその後の活動に影響が出る。
多すぎると、ボランティアはそこでの作業がなく達成感を感じることができない。
でも、少なすぎると、ボランティアは目まぐるしく忙しくなり疲労を感じてしまう。

今回のボランティアは私を含めて6人。
キッチンでは2人(それから学生自治体の2人)、炊き出しで3人。
そして、別のブースで無料のドリンクを配るボランティアが3人。

思っていたよりボランティアが少ないことに驚いたが、
みんな一人一人に仕事が割り振られていて、
手持ち無沙汰になることもなく、忙しすぎることもなく、
楽しいと感じることができた。

なんでこんなうまく行ったんだろう...と思ったが、
イギリスではボランティアをすることが日常になっているからかもしれない。
だからこそ、企画する側も手伝う側も慣れているようにも見えた。

そして、このPay as you feelというシステム。
学生だからきっと無料で食べるんだろうな...と思っていたのだが、

「いいプロジェクトだね」
「またやってほしい」

と沢山の人が言ってくれて、
私が見た限り、100人ほどのうち、9割の人が寄付金を入れていた。

驚くことに既にこのプロジェクトを知っている方が多く、
寄付金を入れてサポートしますという意志が感じられた。

それだけ食料廃棄問題が身近に考えられており、
食料廃棄を認知させることに意欲的な人が多いのかなとも感じられた。

私が会ったのは学生のほんの一握りだし、
今回ボランティアとして初めて関わっただけだけれど、
既に食料廃棄問題の意識がそれぞれに芽生えていて、
この活動の根本的な目的を理解して来てくれる学生が多いことに嬉しさを感じた。




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